
マンションで光回線を契約しているのに下り最大100Mbpsを超えない
回線そのものが最大100MBpsのVDSL回線での契約になっていると、それ以上の速度は絶対に出ません。
マンション集合住宅の多くではVDSLしか契約できない場合が多いため、回線契約そのものを変更しないかがいり100Mbpsを超えることはありません。
マンションの光回線が100Mbpsしか出ない!原因
ほとんどの場合、お住いのマンションがVDSL回線しか使えないことが原因です。
例外として光回線(FTTH)の1Gbpsプランを契約しているはずなのに、なぜか速度が100Mbpsしか出ない。
そういう場合は以下のポイントを確認しましょう。
「1Gbps契約」なのに100Mbpsしか出ないときに最初に疑うべきこと
光回線の1Gbpsプランを契約しているにもかかわらず、速度が100Mbps前後で頭打ちになっている場合、原因はマンションの共用設備にあると考えられます。
しかしその前に、ご自身の宅内環境が原因で速度が低下している可能性もゼロではありません。
以下の2点を確認し、宅内環境の問題を先につぶしておきましょう。
- LANケーブルの規格は古いまま?
- パソコンとルーターを有線で接続しているLANケーブルのカテゴリを確認してください。もし「CAT5(カテゴリー5)」と書かれたケーブルを使っている場合、それが速度低下の原因です。CAT5の最大通信速度は100Mbpsのため、いくら回線が速くても100Mbpsまでしか出ません。「CAT5e」以上、できれば「CAT6」や「CAT6A」規格のケーブルを使用しましょう。
- Wi-Fiルーターの性能は十分?
- 数年以上前に購入した古いWi-Fiルーターを使っている場合、その性能がボトルネックになっている可能性があります。ルーターには対応規格があり、「100BASE-TX」という規格だと最大100Mbpsまでしか対応できません。「1000BASE-T」に対応しているか(ギガビット対応と呼ばれます)、またWi-Fiの規格も「Wi-Fi 5(11ac)」や「Wi-Fi 6(11ax)」に対応しているかを確認しましょう。
これらの宅内環境に問題がないにもかかわらず速度が100Mbpsしか出ない場合、いよいよ原因はマンションの配線方式にある可能性が濃厚です。
ほとんどの場合、マンションで100MBpsを超えない理由はVDSL光回線という遅い配線方式を使っていることが原因になっています。
これは建物の構造上仕方ない場合が多いです。
速度が出ない最大の原因はVDSL「マンションの配線方式」

「うちは光回線を契約しているのに100Mbpsを超えないのはなぜ?」
実は、集合住宅向けの光回線には、建物内の配線方式によって大きく分けて複数の種類があります。
この方式の違いが速度を決定づける最大の要因となっています。
結論から言うと、あなたのマンションの速度が100Mbpsで頭打ちになっているのは、共用部までしか光ファイバーが来ておらず、そこから各戸までは電話回線(メタル線)を利用する「VDSL方式」になっている可能性が極めて高いです。
VDSL回線では理論上の最大速度が下り100Mbpsが限界なので、実測値で30Mbps~80Mbpsとなっており、100Mbpsを超えることはありません。
光回線の配線方式による速度の違い
まずは、お住まいのマンションがどの配線方式に該当するのか、その種類と特徴を見ていきましょう。
| 配線方式 | 最大通信速度(理論値) | 各戸への配線 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| FTTH(光配線)方式 | 1Gbps~10Gbps | 光ファイバー | 最も高速で安定。オンラインゲームや高画質動画に最適。 |
| VDSL方式 | 最大100Mbps | 電話回線 | 多くのマンションで採用。速度は100Mbpsが上限。 |
| G.fast方式 | 最大1Gbps | 電話回線 | VDSLの進化版。比較的新しい技術。 |
| HFC(光ハイブリッド)方式 | 320Mbps~1Gbps | テレビアンテナ線 | 主にケーブルテレビ事業者が提供。 |
なぜ配線方式で速度が変わるのか?
上の表を見てわかる通り、同じ「光回線」という名前がついていても、建物内の最後の部分(ラストワンマイル)に何を使っているかで、通信速度は全く変わってきます。
FTTH(Fiber To The Home)方式
電柱から建物の共用部、そしてあなたのお部屋まで、すべてが光ファイバーで直接繋がっている理想的な方式です。データの通り道がすべて高速道路のようなものなので、速度の劣化がほとんどなく、1Gbps以上の高速通信が可能です。ラグや遅延が許されないオンラインゲーム、家族みんなが同時に4K動画を視聴するような使い方でも快適です。
VDSL(Very high-speed Digital Subscriber Line)方式
電柱から建物の共用部までは光ファイバーで来ているのですが、そこから各お部屋へは、既存の電話回線(メタル線)を流用して接続する方式です。光ファイバーという高速道路を走ってきたデータが、最後の最後で一般道(電話回線)に入って渋滞してしまうイメージです。電話回線はもともと音声通話のために作られたものなので、高速なデータ通信には不向きで、ノイズの影響も受けやすく、最大速度が100Mbpsに制限されてしまいます。多くのマンションでこの方式が採用されているため、「光回線なのに100Mbpsしか出ない」という問題が頻発するのです。
G.fast(ジー・ファスト)方式
VDSL方式と同じく電話回線を利用しますが、より高い周波数帯を利用する新しい技術で、VDSLの弱点を克服し、最大1Gbpsの高速通信を可能にした方式です。VDSLからの乗り換えであれば、大掛かりな工事が不要な場合が多いのがメリットです。auひかりの「マンション タイプG」で採用されています。
HFC(Hybrid Fiber Coaxial)方式
電柱から建物の近くまでは光ファイバー、そこから各家庭へはケーブルテレビ用の同軸ケーブル(テレビアンテナ線)で接続する方式です。主にJ:COMのJ:COM NET 1Gコースというプランがこの技術を採用しているプランです。。こちらも近年技術が向上し、1Gbpsのサービスが登場しています。
ご自身のマンションがどの方式なのかを確認するには、契約書を見たり、プロバイダーの会員ページで確認したり、壁にある光コンセントの形状で見分ける方法があります。光コンセントに「光」や「SC」という文字があればFTTH方式、「VDSL」や「TEL」と書かれていればVDSL方式の可能性が高いです。
100MbpsのVDSL方式だとオンラインゲームが「しんどい」?
「VDSLの最大100Mbpsでも、ゲーム自体が使う通信量はそんなに多くないって聞くけど、なんでカクついたりラグったりするの?」
これは非常に的を射た疑問です。実は、オンラインゲームの快適さを決めるのは、回線の最高速度(Mbps)だけではありません。むしろ、それ以上に重要な3つの要素があり、VDSL方式はこの要素が弱点となりがちなのです。
| ゲームの快適さを決める要素 | VDSL方式の弱点 | FTTH(光配線)方式の強み |
|---|---|---|
| Ping値(応答速度) | 高くなりがち・不安定 | 低く安定している |
| 上り(アップロード)速度 | 遅い(10~30Mbps程度) | 高速(ダウンロードと同じ速度が多い) |
| 通信の安定性 | 他の部屋の利用やノイズの影響を受けやすい | 外部からの影響を受けにくく安定 |
100メガVDSLが遅い理由1:Ping値(応答速度)が高く、不安定
オンラインゲームで最も重要なのが「Ping値」です。これは「応答速度」のことで、自分の操作(例:銃を撃つ、キャラクターを動かす)がゲームサーバーに届き、その結果が自分の画面に返ってくるまでの時間を表します。この数値が低ければ低いほど、遅延(ラグ)が少なく快適になります。
VDSLの弱点
VDSLは、建物の共用部から各部屋までを「電話線(メタル線)」でつなぎます。この電話線は、外部からの電気的なノイズ(電子レンジや他の家電など)の影響を受けやすく、信号が劣化しやすい性質があります。また、共用部の装置で一度信号の変換が行われるため、純粋な光ファイバー通信であるFTTHに比べて、どうしても応答に時間がかかり、Ping値が高くなる傾向があります。 さらに、このPing値が常に一定ではなく、時間帯や環境によって激しく変動(ジッター)することがあり、これが「突然カクつく」「敵がワープする」といった現象を引き起こすのです。
100メガVDSLが遅い理由2:「上り(アップロード)速度」が遅い
ゲームプレイ中は、自分の操作情報を常にサーバーへ送り続けています。この「データを送り出す速度」が「上り(アップロード)速度」です。
VDSLの弱点
VDSL方式の多くは、下り(ダウンロード)最大100Mbpsに対して、上りは最大10Mbps~30Mbps程度しか出ない「非対称型」のサービスです。自分の操作情報がサーバーに届くのが遅れるため、以下のような状況が発生します。
- 撃ち合いで、自分視点では先に撃ったはずなのに負けている。
- キャラクターが思った通りに動かず、一瞬前の場所に戻される。
- ゲームをしながらボイスチャットをすると、声が途切れたり、ゲームの動作が重くなったりする。
FTTH方式では、上りも下りと同じ1Gbps(1000Mbps)という場合が多く、VDSLとは比較にならないほどの余裕があります。
IPv6オプションなどへ変更することで上りは80Mbps程度まで高速化出来る場合があるため、プロバイダーにオプション契約が可能か確認してみると良いでしょう。
IPv6でも50Mbps未満の場合は建物が混雑しているなどの物理的理由が考えられるため、NTT回線以外の高速な回線への乗り換えも検討するべきでしょう。
VDSLが遅い理由3:他の住民のインターネット利用状況に影響されやすい
VDSLは、マンションの共用部に設置された1台の集合装置を、そのマンションの契約者全員で共有する仕組みです。
VDSLの弱点
これは、1本の水道管を大勢で分け合って使っているようなものです。夜間や休日など、多くの住民が同時にインターネットを利用する時間帯(ピークタイム)になると、回線が混雑し、全体の通信速度や安定性が低下します。 「平日の昼間は快適なのに、夜になると急にラグくなる」という場合、このケースに当てはまっている可能性が高いです。
これらの理由から、VDSL方式は、大容量のゲームをダウンロードするのに時間がかかるだけでなく、プレイ中の繊細な操作や一瞬の判断が求められるオンラインゲームには、構造的に不向きと言えるのです。
快適なゲーム環境を求めるのであれば、Ping値が低く、上り速度も速く、安定している下り最大1ギガ級のFTTH方式や、その他の1ギガ級回線への変更が最も効果的な解決策となります。
マンションで高速回線(FTTH)を導入するためのステップ
もし、あなたのマンションがVDSL方式で、速度に不満があるのなら、諦める必要はありません。FTTH方式へ変更できる可能性があります。
ここでは、そのための具体的なステップと、それが難しい場合の代替案について解説します。
ステップ1:管理会社・大家さんにFTTH導入の可否を確認する
最も重要な最初のステップです。マンションの共用部に手を加えることになるため、必ず管理会社やオーナー(大家さん)の許可が必要になります。
確認・交渉のポイント
- 現状の不満を具体的に伝える:「テレワークのWeb会議で支障が出ている」「オンラインゲームでラグがひどく、他の住民からも同様の声を聞く」など、具体的な不便さを伝えましょう。
- 他の入居者も巻き込む:同じように速度に不満を持つ住民がいれば、複数人で要望を出すことで、管理組合や大家さんも動いてくれやすくなります。
- 費用負担について確認する:工事費用は誰が負担するのか(自己負担、管理組合、大家さんなど)を明確にしましょう。多くの場合、新規契約であれば通信事業者のキャンペーンで工事費が実質無料になるケースも多いことを伝えると、許可のハードルが下がることがあります。
- 建物の資産価値向上をアピールする:「FTTHが導入されれば、物件の魅力が高まり、空室対策にも繋がります」という視点で話すのも有効です。
許可が得られれば、いよいよ光回線の申し込みと工事に進みます。
しかし、多くの場合、マンションでFTTH光配線による開通工事はできません。FTTH光ファイバーをマンション全体で可能にするための工事は非常に大掛かりで高額な出費を住人全体で受け持つ必要があります。
そのため老朽化が進む築20年医女のマンションで全体工事を許可する理事会、管理会社はほぼありません。
2010年以前の建築されたマンションではVDSLやLAN配線がベースと鳴っており、新たに光ファイバーを通す工事は実施される事自体が稀です。
FTTH工事ができない場合の選択肢
管理会社や大家さんの許可が下りない、建物の構造上の問題で工事ができない、といったケースも残念ながら存在します。しかし、そこで諦めるのはまだ早いです。
VDSLより高速なインターネット環境を手に入れるための、現実的な選択肢が3つあります。
| 選択肢 | 方式 | 最大速度(下り) | 特徴・おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| auひかり マンションタイプG | G.fast方式 | 664Mbps | ・VDSLからの乗り換えで工事不要な場合が多い ・Ping値が安定しやすくオンラインゲーム向き ・au/UQ mobileユーザーはセット割でお得 |
| J:COM NET 光 | HFC方式 | 1Gbps | ・下り最大1GbpsでFTTH並かそれ以上に高速 ・ケーブルテレビの設備が導入済みの建物なら導入がスムーズ |
| WiMAX +5G ホームルーター | 5G/4G LTE | 4.2Gbps | ・工事完全不要でコンセントに挿すだけですぐ使える ・引越しの際も持って行ける ・短期利用や賃貸物件に最適 |
それぞれの特徴
J:COM NET 光(HFC方式)
お住まいのマンションにJ:COMのケーブルテレビ設備が導入済みであれば、有力な候補となります。テレビアンテナ線を使って接続するため、こちらも大掛かりな工事は不要です。下り最大1Gbps上り最大100Mbpsで、VDSLしか使えないマンション集合住宅では最速のインターネット回線となります。
J:COM NET 1Gコース口コミ評判(VDSLと比較して10倍高速な回線)の解説ページ

auひかり マンションタイプG(G.fast方式)
これは、既存の電話回線を使いながらも、VDSLを遥かに超える速度を実現する優れた選択肢です。既に建物にVDSL設備がある場合、共用部の機器をG.fast対応のものに交換するだけで済むため、各戸の工事が不要になるケースが多く、導入のハードルが低いのが魅力です。オンラインゲームで重要になるPing値(応答速度)も比較的安定しているため、ゲーマーにもおすすめです。
auひかり マンションタイプG(G.fast方式) の解説ページ

5G ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L13など)
「とにかく工事はしたくない」「すぐにでも高速なネット環境が欲しい」という方に最適なのが、ホームルーターです。モバイル回線(5G/4G)を利用するため、光ファイバーの引き込み工事は一切不要。端末が届けば、コンセントに挿すだけですぐにWi-Fi環境が整います。
ホームルーターはdocomo Home5G、SoftBank Airがありますが、どちらもWiMAXよりは遅いです。
ホームルーターはどれも理論上の最大速度は非常に高速ですが、実測は下り200Mbps程度、上りが遅く10Mbps前後です。
ホームルーターの場合、上りはVDSLよりかなり即なりますが、最近の5G対応エリアであれば下り打速度は実測値でも光回線に匹敵する速度が期待できます。ただし、光回線に比べるとPing値が大きくなる傾向があるため、コンマ1秒を争うようなプロレベルのオンラインゲーマーには不向きな場合もありますが、一般的な利用であれば全く問題ありません。
最も高速なホームルーター機種、回線の組み合わせはWiMAX +5G ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)です
5GのWiMAXで月額料金とキャッシュバックが最大
最もオトクなWiMAXはこちら(ビッグローブWiMAX)
端末代金は実質無料です。
どのくらいで使えるようになる?開通までの日数比較
申し込みから実際にインターネットが使えるようになるまでの期間も、サービスを選ぶ上で重要なポイントです。
| サービス | 開通までの期間(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| FTTH(新規工事) | 1ヶ月~2ヶ月 | 繁忙期(引越しシーズンなど)はさらに延びる可能性あり。 |
| auひかり (G.fast) | 2週間~1ヶ月 | 建物内の設備状況による。 |
| J:COM NET (HFC) | 2週間~1ヶ月 | 設備が導入済みであれば比較的早い。 |
| WiMAX ホームルーター | 最短2~3日 | 端末が届き次第、即日利用可能。 |
100Mbpsしか出ない理由まとめ
今回は、「マンションの光回線が100Mbpsしか出ない」という問題の原因と、その解決策について詳しく解説しました。最後に、この記事のポイントをまとめます。
100Mbpsの壁の原因は「VDSL方式」
光回線契約でも、建物内の配線が電話回線だと速度は100Mbpsが上限になる。
まずは宅内環境をチェック
LANケーブルが「CAT5e」以上か、Wi-Fiルーターが古すぎないかを確認しよう。
理想は「FTTH方式」への変更
最も高速で安定した環境。実現には管理会社や大家さんの許可が必須。
FTTHが無理でも選択肢はある:
- より高速な回線を使いたい →
auひかり マンションタイプG(G.fast) - 最も高速な回線を使いたい →
J:COM NET(HFC) - 工事不要で200Mbpsを超えたい →
WiMAX +5G ホームルーター
あなたのインターネットライフを快適にするための第一歩は、「まず、自分のマンションの配線方式を調べること」です。そして、この記事で得た知識をもとに、管理会社に相談したり、あなたのライフスタイルに合った新しいサービスを検討したりと、次なるアクションを起こしてみてください。

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