リモートワークが一般的になり、いまではITやWEB系の職種以外の方でもテレワークが当たり前になってるようです。テレワークってどれくらい普及してるのか調べてみました。
うちも、テレワークでコロナ以降、在宅でのリモートワーク日数が非常に多くなってます。
ただし、マンションなので、他の人のように高速な光回線(FTTH)環境ではないので、同様に大きめファイルのダウンロードさせられるとしんどいんです。
何が言いたいかと言うと、
テレワークなのにVDSLマンションなんとかして
こんだけテレワークが普及してるのに、マンションだとインターネット回線がVDSL光回線なので、本来の光回線(FTTH)と比べて回線速度が遅すぎてしんどいんです。他の社員は多くが1ギガの回線でリモートワークする中、自分だけ100Mbpsです。みんなより10倍効率が悪い社員になってしまうんです。
FTTHが利用可能なマンションのVDSLは2026年1月31日から撤去されていくのに、VDSLしか使えないマンションは2026年以降もずっと下り100MbpsのVDSLのまま、
世間は1Gbpsや10Gbpsを標準としてるのに、10年前、20年前にマンション購入したローン持ち家庭の人はみんなVDSLマンションです。マンション理事会が莫大な工事費用のかかるFTTH工事を推進することもありませんから、住人は遅いVDSL回線のまま一生ローン払って住み続けるしかありません。
築10年以上とか2000年以前のマンションの場合、FTTH導入費用を国やNTTがなんとかして欲しい。
こんだけ普及してるんですから
以下に、最新の調査結果を基にした日本の普及状況、そして今後の動向をまとめました。
日本におけるテレワークの普及状況
全体的なテレワーク実施率
日本の雇用者におけるテレワークの実施率は、各種調査でおおむね15%〜25%の範囲で推移しています。
- 国土交通省「令和6年度 テレワーク人口実態調査」: 雇用型テレワーカーの割合は24.6%でした。
- 日本生産性本部「第16回 働く人の意識調査」(2025年1月発表): テレワーク実施率は14.6%となり、調査開始以来の最低値を更新したものの、一定数が継続していることがわかります。
企業のテレワーク導入率は、労働者個人の実施率よりも高くなっています。例えば、東京都が従業員30人以上の都内企業を対象に行った調査(2024年10月)では、テレワークの導入率は45.9%でした。
地域による大きな差
テレワークの普及は、特に首都圏で顕著です。
- 東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)のテレワーク実施率は20%台後半から30%台と、他の地域に比べて突出して高くなっています。
- 近畿圏がそれに続きますが、その他の地域では全国平均を下回る傾向にあり、地域間で大きな差が生まれています。
これは、東京圏にテレワークを導入しやすい情報通信業などの企業が集中していることや、満員電車での長い通勤時間を避けるメリットが大きいことなどが要因と考えられます。
企業規模・業種による違い
テレワークの実施率は、企業の規模や業種によっても大きく異なります。
企業規模別: 従業員数が多い大企業ほどテレワークの導入率が高い傾向にあります。パーソル総合研究所の調査(2024年7月)では、従業員1万人以上の企業での実施率は38.2%に上りました。
業種別では
普及率が高い業種: 情報通信業が最も高く、70%を超える調査結果も見られます。次いで、コンサルティングなどを含む学術研究・専門技術サービス業、金融・保険業などが続きます。
普及率が低い業種: 顧客との対面サービスが必須となる宿泊・飲食サービス業や、現場での作業が中心となる医療・福祉、運輸業などでは実施率が低い傾向にあります。
以上のように
これからもリモートワークは今以上に当たり前になるんです。
みんな1ギガの回線でスムーズにデータ受信しながら作業出来る環境が当たり前に。
なのに、うちはVDSLで回線が遅いまま、取り残されるんです。
VDSLとFTTHの速度差について
マンションにお住まいで、VDSL方式の光回線を浸かるしか無い環境の方へ。
FTTH方式との具体的な速度差について、技術的な違いから実用的な比較まで、解説します。
結論から申し上げると、VDSLとFTTHには「10倍以上の速度差」が出ることが一般的です。
そのため、高画質な動画の視聴やオンラインゲーム、リモートワークで大容量データの送受信などで、その差を明確に体感できます。
テレワークでは一部作業環境として10倍の効率差がでてしまうわけです。
なぜ差が生まれるのか? 技術的な違い
この速度差は、電柱からご自身の部屋までインターネット回線をどうやって引き込んでいるか、という「最後の部分(ラストワンマイル)」の配線方式の違いによって生まれます。
- FTTH (Fiber To The Home) 電柱からマンションの共用部、そして各部屋の中まで直接、光ファイバーケーブルを引き込む方式です。データの通り道がすべて高速な光ファイバーのため、速度の劣化がほとんどありません。
[基地局] ---光ファイバー--- [マンション共用部] ---光ファイバー--- [あなたの部屋]
- VDSL (Very-high-bit-rate Digital Subscriber Line) 電柱からマンションの共用部までは光ファイバーですが、そこから各部屋へは既存の電話回線(銅線)を利用して配線する方式です。この電話回線部分がボトルネックとなり、通信速度が大きく制限されます。
[基地局] ---光ファイバー--- [マンション共用部] ---
電話線(銅線)
--- [あなたの部屋]
具体的な速度の比較
理論上の最大速度と、より現実に近い実測値の目安で比較すると、その差は一目瞭然です。
項目 | VDSL方式 | FTTH方式 (一般的な1Gbpsプラン) |
---|---|---|
理論上の最大速度 | 下り:100Mbps 上り:100Mbps (多くは更に遅い) |
下り:1Gbps (1,000Mbps) 上り:1Gbps (1,000Mbps) |
実測値の目安 | 下り:30~80Mbps 上り:5~30Mbps |
下り:300~900Mbps 上り:200~800Mbps |
※VDSLは同じ建物内の利用者が多い時間帯や、電話線の劣化具合によって速度が低下しやすい傾向があります。一方、FTTHは外部の影響を受けにくく、安定して高速通信が可能です。
VDSL体感速度の違い
数字だけでは分かりにくい「体感速度」を、具体的な利用シーンで比較してみましょう。
利用シーン | VDSL (実測70Mbpsと仮定) | FTTH (実測700Mbpsと仮定) |
---|---|---|
映画のダウンロード (HD画質 / 約5GB) |
約10分 | 約1分 |
大容量ゲームのダウンロード (PlayStation 5など / 約80GB) |
約2時間40分 | 約16分 |
高画質な動画視聴 (4Kストリーミング) |
視聴は可能だが、読み込みに時間がかかったり、時間帯によっては止まる可能性も。 | 非常に快適。読み込みのストレスはほぼゼロ。 |
オンラインゲーム (特にFPSなど反応速度が重要なゲーム) |
プレイは可能だが、Ping値(応答速度)がやや高く、わずかなラグ(遅延)を感じることがある。 | 非常に快適。Ping値が低く、遅延はほとんど感じない。プロレベルの環境。 |
複数人でのビデオ会議 (Zoom, Teamsなど) |
自分の映像が荒くなったり、相手の映像がカクつくことがある。特に自分が話している時(上り回線使用時)に顕著。 | 非常に快適。複数人がカメラONでも安定。 |
大容量ファイルのアップロード (動画や高画質写真のバックアップ) |
特に差が大きい。 上り速度が遅いため、非常に時間がかかる。数GBのファイルで数十分~数時間かかることも。 | 圧倒的に速い。 上りも高速なため、大容量ファイルも短時間で完了。 |
マンションでFTTHを利用するには?
VDSL方式のマンションでFTTHを利用したい場合、いくつか方法が考えられますが、ハードルは低くありません。
- 管理組合や大家さんに相談する: FTTHの設備を導入してもらえないか交渉する方法です。建物の資産価値向上にも繋がるため、他の住民と共同で要望を出すと効果的な場合があります。
- 戸建てタイププランを直接引き込む: ベランダなどから直接、部屋に光ファイバーを引き込む「戸建てタイプ」の契約ができる場合があります。ただし、建物の壁に穴を開ける工事が必要になることが多く、管理会社や大家さんの許可が必須となります。
- 「ホームルーター」を検討する: 工事不要でコンセントに挿すだけで使える「5G対応ホームルーター」も選択肢の一つです。場所によってはVDSLより高速な場合もありますが、電波状況に左右されるため、通信の安定性では光回線に劣ります。
ご自身のインターネットの利用状況と上記の速度差を照らし合わせ、今後の対策を検討される際の参考にしていただければ幸いです。
何年も前から、理事会でVDSLからFTTHへの変更を提案してますが、ただでさえ苦しい修繕積立費を割増するなんて話が通るわけもありません。
光ファイバーを通す工事費用の積立が大変なので、議題にあげてくれることすらありません。
本当、国がなんとかしてくれない限り、一生VDSLのままなんです。
VDSLしか使えないマンションでも1ギガ回線は使える
VDSLしか使えないマンションでも、より高速な回線の選択肢としてハイブリッド方式のJCOM NET1Gというプランがあります。これは下り1Gbpsです
私はこれに乗り換えました。
本当に高速で嬉しいです
ただし、J:COMは大阪や東京など一部地域のみ対応で、さらにこのFTTH工事ができないマンションでも1ギガプランが対応するマンション自体も少ないです、
その場合は、VDSLで特殊な技術を使って下り最大664Mbpsが出るauひかりマンションタイプGという回線もあります。G.Fastという技術を使ったVDSLだけど6倍以上高速になる回線もあります。
これらも実測で300Mbps以上出るため、FTTHの工事ができないマンションでより高速な回線を使いたい場合の選択肢としておすすめです。
J:COM NETのハイブリッド方式(HFC)や、auひかりのG.fast方式は、FTTHの工事が難しいマンションにお住まいの方にとって、まさに有力な高速化の選択肢となります。
マンションさえ対応していれば、FTTHと変わらない、1Gbps回線同等の通信が実現できます。
これらは、既存の設備(テレビアンテナ線や電話線)を最大限に活用し、従来のVDSL方式の速度的な弱点を克服する優れた技術です。
従来のVDSL方式と、FTTH工事不要の高速回線選択肢である「auひかり タイプG (G.fast)」および「J:COM NET (HFC)」を比較する表を作成しました。理想的な環境である「FTTH」も参考として加えています。
【VDSLとの比較】FTTH工事ができないマンションでの高速回線選択肢
比較項目 | 従来のVDSL | auひかり タイプG (G.fast) | J:COM NET (ハイブリッド) | (参考) FTTH (光配線) |
---|---|---|---|---|
方式名 | VDSL方式 | G.fast方式 | HFC方式 (同軸ケーブル) | 光配線方式 |
使用する回線 | 電話線 | 電話線 | 同軸ケーブル (テレビアンテナ線) | 光ファイバー |
最大速度 (下り) | 100Mbps | 664Mbps | 1Gbps (1,000Mbps) | 1Gbps ~ 10Gbps |
最大速度 (上り) | 100Mbps (実質は大幅に低下) | 166Mbps | 100Mbps | 1Gbps ~ 10Gbps |
実測値の目安 (下り) | 30~80Mbps | 200~500Mbps (500Mbps以上も期待できる) |
300~600Mbps (800Mbps以上も期待できる) |
200~600Mbps |
安定性・特徴 | ・建物内の利用者数や電話線の状態で速度が低下しやすい ・上り速度が特に遅い |
・VDSLと同じ電話線を使い、大幅に高速化 ・上り速度もVDSLより改善 ・共用部からの距離で速度が減衰 |
・テレビ回線を利用するため、電話線の状態に影響されない ・ケーブルテレビとのセットがお得 ・時間帯により速度が変動する場合がある |
・最も高速で安定 ・外部ノイズに強い ・導入には建物全体の工事や許可が必要な場合が多い |
導入のしやすさ | 多くのマンションで採用 | マンションがタイプGに対応している必要あり | マンションがJ:COMに対応している必要あり | マンションがFTTHに対応している必要あり |
各方式のポイント解説
auひかり タイプG (G.fast) の強み
すでにVDSLが導入されているマンションであれば、同じ電話線を利用するため、比較的スムーズに切り替えられる可能性があります。VDSLの「下り100Mbps」という上限を大幅に超える664Mbpsを実現できる点が最大の魅力です。また、VDSLの大きな弱点であった上り速度も166Mbpsと改善されており、ビデオ会議やデータアップロードも快適になります。

J:COM NET (ハイブリッド方式) の強み
こちらは電話線ではなく、テレビ用の同軸ケーブルを利用します。下り最大1Gbpsと、スペック上はFTTHに匹敵する速度を誇ります。実測でも高速な数値を期待でき、ケーブルテレビのサービスも利用している方にとっては、セット割引などでお得に利用できる場合があります。テレビアンテナ端子に専用モデムを接続するだけで利用開始できる手軽さも魅力です。

まとめ:あなたのマンションではどれが使えるか?
FTTHの工事ができなくても、今回ご紹介いただいた選択肢によって、インターネット環境を劇的に改善できる可能性があります。
FTTHの光回線でも実測は200Mbps~400Mbpsの場合が多いです。
なので、下りだけならauマンションタイプGやJ:COM NET 1Gコースなら同等かそれ以上のダウンロード速度が可能です。
もし、マンションがVDSLしか使えない場合は、お住まいのマンションが「auひかり マンション タイプG」または「J:COM NET」の提供エリアに含まれているか、各社の公式サイトで住所を入力して確認してみることをお勧めします。
私はJ:COM対応マンションだったのでJ:COMへ乗り換えしました。
結果、常に300Mbps~400MbpsのWi-Fi環境となって、非常に快適です。
もし対応していれば、従来のVDSLの速度に不満を感じている方にとって、非常に価値のあるアップグレードとなるでしょう。
おすすめ光回線の比較